日本歯周病学会認定衛生士試験結果発表
歯科衛生士の勝谷です。
以前、歯科衛生士の坂元さんがこのブログにも掲載していましたが、2022年2月に認定歯科衛生士の資格取得試験があり、私自身いなだ歯科クリニックに勤務して長いのですが初めて認定試験を受験しました。
認定歯科衛生士は、以前から院長先生にスキルアップのためにも是非チャレンジしてほしいと勧められていましたが、周りの先輩や友人に資格取得した人がいなかったこともあり、何となく受験なんて大変そう・・・、どんなことするのか、よくわからないし・・・、というイメージだけで、これまでチャレンジには至りませんでした。
しかし、後輩の坂元さんと一緒に頑張ってみないか?と再び院長先生から声をかけてもらい、以前よりも歯周治療に興味を持ち始めていたので、この機会にチャレンジしてみようと決断しました。
この認定試験に向け、決意してから約2年半の間、歯科衛生士の私、勝谷と同僚の坂元さんは様々な準備を行ってきました。
試験を受けるのに必要な単位を取得するため年に2回開催される学会を受講したり、試験に必要な症例発表のデータを集めたりと、この試験はただペーパーのテストをクリアすればよいという単純なものではなく、受験資格や条件があるものです。
ですので、自分自身の勉強は当たり前ですが、事前の段取りや周りの方の協力やアドバイスが非常に大切になってきます。
発表資料には、自分自身が担当している患者さんの中から5名の症例対象者を選出し、来院した時の症状や口腔内だけでなく全身の健康状態や基礎疾患の有無などのヒアリングを行います。その記録とともに、患者さんの口腔内写真、歯周ポケットの検査などの術前と途中経過、そして術後の資料などが必要です。
この資料を揃えるために、患者さんや受付スタッフに予約の調整をしてもらったり、診療後日付がかわる時間まで残ったり、休日にクリニックで黙々と作業する日々を送っていました。院長先生はじめ、スタッフのみんなが励まし応援してくれ協力してくれたこと、遅くまで作業する中で睡眠不足が続く私を気遣い美味しい食事でサポートしてくれた家族の存在はとても大きかったと、今振り返り感じます。
周りに認定資格の取得を経験した人がいなかったのため、何もかもが初めてで何から手をつければよいのか?試行錯誤しました。そのため、受験までに2年半かかってしまいましたが、準備を進め受けることができました。
そして準備万端で挑んだ2月の認定歯科衛生士試験でしたが、合否発表まで緊張でドキドキでした。
というのも、合格発表は6月で試験を受けてから4か月ほどしてから結果が出るためです。合否は東京で開かれる歯周病学会の会場内での貼り出しだったので、院長先生のご厚意で実際自分の目で合否を見てみる方がよいと言ってもらい、院長先生、坂元さん、勝谷の3人で開催地の現地へ赴きました。
会場に到着すると受付横の一角に合格者一覧表が貼ってあり、自分たちの名前を坂元さんと2人で探しました。
すると・・・発見!!坂元さんと勝谷の名前がそこにありました!
無事、2人とも認定歯科衛生士の資格、合格しました!!
名前を見つけた時はビックリしたのと同時に、そばで私たち以上に院長先生もすごく喜んでくれていて嬉しい気持ちが込み上げてきました。
本当に2人で一緒に受験し、合格できてよかったです。
この資格取得のために改めて歯周病についての勉強をしたり、患者さんの口腔内をより観察するようになりました。
自分自身、歯周治療に興味を持ち、口腔内を改善するべく日々勉強しながら診療を行っています。この資格を活かし、これからもより多くの患者さんのお口の健康に今まで以上に深く携わっていきたいと思います。