夜に寝ている時などの歯ぎしりなど、人は歯を食いしばることがあります。
これが一時的な行動であればさほど問題はないのですが、日常となると歯や歯茎に大きなダメージを与えます。
本来、上下の歯が一日に接している時間は、食事の際の15分から20分程度で、それ以外は1ミリ程度離れているのが正常です。
歯の食いしばりによって起こる症状は、歯がしみる、痛い、割れる、すり減る、肩がこる、片頭痛、目の痛みなど、体全般に及びます。
このような食いしばりの主な要因は、ストレスにあると言われ、ストレスを発散する機会が少ない人に食いしばりが多いようです。
そういう人は、睡眠中の歯ぎしりや無意識に歯を食いしばる事でストレスを発散させていると言います。
放置すると、歯がすり減りすぎて平らになったり、最悪の場合は歯が根の先まで割れてしまい、抜歯しないといけなくなる場合があります。
そんな食いしばり、解決策はいくつかあります!
まず初めに、自分で上下の歯がくっつく癖があることを自覚し、気付いた際はすぐに歯を離すことです。
日中に少し意識するだけでも随分と違います。
特に仕事や勉強中などの集中している時などに意識してみてください。
寝ている時は無意識食いしばってしまいますので、寝る時につけるマウスピース、『ナイトガード』がお薦めです。
上の歯と下の歯の間にナイトガードがあることによって、歯が直接当たることを防ぎ、すり減ることを予防できます。
ナイトガードは保険適応です!
「くいしばり」に思い当たるところがある方は、スタッフにご相談いただければと存じます。