地域ふれあい健康講座で講演を行いました

こんにちは。歯科医師の工藤です。

少し前になりますが、7月29日(土)姫路市西脇にある播磨福祉事業館で開催された「地域ふれあい健康講座」に歯科衛生士の末次と登壇しました。地域の方々、施設の利用者さん、職員の方々とのふれあいの場で講師としてお話をさせていただきました。

テーマは「おいしく食事をするためには」です。

日ごろ何気なく食べている食事、その時の歯の役割や大切さ、またお口の機能についてお話させていただきました。

おいしく食事をするためには、まずしっかり噛める歯が必要です。

そして、健康な歯を保つためにはむし歯や歯周病にならないようにする事が一番です。歯の寿命を縮めてしまうむし歯や歯周病のメカニズムを知って、検診を受けたり生活習慣を変えたりすることで、今ある歯を1本でも多く守ることができます。特に歯周病は糖尿病や認知症のリスクを上げるといわれています。全身の健康を支えていくためにも、歯の健康は大きな役割を持っていることがわかります。

また、お口の機能が衰えていく「オーラルフレイル」についてもお話ししました。

お口の機能には「食べる」「飲み込む」「話す」という役割があります。これらの機能の衰えは徐々に進むため、気づかないうちに進みます。

「食べる」「飲み込む」機能が低下することによって食事の量や質が落ち、筋肉の量が減ることにより、体全体の衰えにつながっていきます。

「話す」機能が低下すると、会話がおっくうになり、社会参加が少なくなる原因にもなります。

健康で過ごすためには「運動」「栄養」「社会参加」の3つが必要といわれていますが、オーラルフレイルはこのうちの2つ「栄養」「社会参加」を低下させる原因となっているのです。

ですから、早いうちに検査を受け、オーラルフレイルに気づくことが大切です。

生活の中に、低下し始めている機能のリハビリを早い段階から取り入れることで、体全体のフレイルも予防することにつなげることができます。

オーラルフレイルを早期に発見するために、当院では50歳以上の方を対象にオーラルフレイル検査をしています。

また、検査の結果低下し始めている機能があれば、ご家庭でも実施していただけるようなリハビリ方法もあわせて指導させていただいております。

詳しくは、9月に更新予定のブログ記事

「歯と口の健康が老化を乗り越える鍵!オーラルフレイル予防」をご覧いただければと思います。
(9月8日更新いたしました!)

歯と口の健康が老化を乗り越える鍵!オーラルフレイル予防

「最近よくむせる…」「飲み込みづらい」「お口がよく乾く」等、少しでも気になる方は一度ご覧ください。

 

講演の最後に、参加いただいた皆さんと唾液腺マッサージやお口の体操を実施しました。

終了後も、何人もの方からご質問やご意見をいただき、大変うれしく思いました。

利用者の機能回復に少しでも役に立てられる方法は無いかを、本当に真剣に質問をしていただいた施設職員の方。

日頃の生活の中で、感じていた機能低下を治したいと考えて、リハビリ方法を尋ねていただく方。

あらためてお口の中の事に興味を持っていただくきっかけとなり、とても有意義な講演会を終える事ができました。

 

食べる楽しみは人生の最後まで残る欲求でもあり、「おいしく食べたい」というのはみなさん共通の願いでもあります。

超高齢化社会となった現在の日本では、我々歯科医師や歯科衛生士だけでなく、施設職員の方々や社会全体での取り組みがより必要とされてくると思います。

この講演がそれを実現できるお手伝いに少しでもお役に立てればうれしいです。

参加してくださった皆さん、会場の準備をしてくださった施設長様をはじめ職員の方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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